学生将棋日記(平成11年5月)
5月1日
-
東大将棋部の研究会に参加。
- 相振りで渡辺に負け、対居飛車急戦向飛車で山本(2年)には勝ち。
5月3日
- 今日は関東個人戦3日目。(トーナメント表、棋譜などは
こちらをどうぞ)
- 朝10時頃千駄ヶ谷駅に着くと、馬上君(
明治3年)に会いました。
時間は大丈夫なんですかね。
- さて、まずは準々決勝。下山(
東大3年)は馬上君を攻め倒す。
石川(東大5回生)−内藤(東大4回生)戦は石川が桂損で攻めるも完切れ。
というわけで、こちら側の準決勝は下山−内藤に。
もう一方の準決勝は細川君(
早稲田4年)−清水上君(明治1年)の対決となりました。
- しかし、控室は無茶苦茶人が多いですなあ。各大学OBもかなりいますし。
- さて、準決勝、過去の実績などからみて下山圧倒的有利かと思われましたが…
下山がなぜかド作戦負けに。
- その後、内藤の指し手もやや変で差は詰まったものの、結局逆転はせず内藤の勝ち。
内藤の感想戦第一声は「ありえじ」。下山憮然。
- この結果は各方面に波紋を呼び、早速いろいろなところで棋譜が並べられていました。
- もう一方の準決勝は細川君が勝ち、決勝は細川−内藤戦に。
- 決勝戦は、内藤が早々に馬を作られ、
唯一のチャンスを逃してからは何もさせてもらえずじりじりと差を広げられて負け。
内藤の感想戦第一声は「圧敗すぎるー」。
- なお、細川君は序盤寝ていたそうです。
- 一方、3決は、下山は開始前「清水上君、3決やめよっか」などと言っていて、
対局開始後もあまり時間を使わずに飛ばしているのでやる気がなさそうに見えましたが
(本当はどうか知らないけれど)、
優勢になってからはきちんと時間を使って勝ち。辛いですな。
- さて、その後は例によって
堀井・山本・私・
高田の面子で馬場へ。
- 千駄ヶ谷駅で他大の誰か(忘れました)に「なんか麻雀に行くみたいですね」
と言われましたが、その通りです。返す言葉もございません。
- ちなみに、本日は松田(M2)が就職決定ということで久々に打つことに。
- まあ、もっとも私は10時くらいで辞した(ちなみにやや浮き)ので、
入れ替わりになって残念だったです。
5月5日
- 今日から関東リーグ戦。
ちなみに私の大会前のA級の予想は、個人戦に出なかった河原君(慶應)、
岡安君(早稲田)の動向が分からないとはいえ、次の順に有力だと考えていました。
-
慶應が下馬評通り戦力的には一番。で、
東大はまあ2番手ですか。
- 次に、清水上君が入り、さらに馬上君クラスとの噂もある藤井君も入った
明治が注目。
早稲田
はかなりレギュラーが抜けましたが、なにせ層が厚いので侮れません。
- 日大は大湊君が、千葉大はレギュラー陣がかなり抜けたので苦しいでしょう。
埼玉大は2、3人要注意、神大はよくわかりませんがまあ個人戦でも64ゼロでしたし…、
という感じですか。
- さて、私は10時半頃会場到着。(東大のメンバー表は
こちら)
- 会場に着いてみると、なぜか内藤が控室にいて、軽部がリーグ戦指してるんですけど。
どうやら遅刻らしいです。
- しかし、初戦神大戦は完封で幸先の良いスタート。
- 昼休み、今村主将が軽部をそのまま出すか、
軽部を切って当初の予定通り内藤を出すか悩んでいる模様。
個人的には、内藤は既に学名も決定しているし、軽部を切る要素はないと思ったんですが、
今村は内藤投入を決断。しかし結果的にこれが成功でしたな。
- なお、昼休みに市川と遊び将棋を指したところ、勝ち。
2戦目も下山や渡辺(3回生)をはじめとするギャラリーの助けもあって連勝。
市川の調子を狂わせてしまいましたかね。
- で、第一関門明治戦。
いきなり下山が有岡氏に圧敗でリーグ戦の連勝が15でストップ。
室谷、市川、加納もダメそう。内藤はかなり良さそうだが、相手が馬上君なのでどうか。
というわけで大ピンチです。
- そのうちに室谷、市川が敗れ、加納玉に詰みがある、
というところまで追い込まれましたが、加納は詰みを逃してもらい勝ち。
- そして、3−3で内藤−馬上戦が残りました。内藤は途中怪しくしたものの、
なんとか勝ち切り4−3勝ち。いや、危なかったです。
- で、周りを見渡してみると、どうやら慶應が日大に勝った模様。
これは日大も要注意ですな。
- さて、打ち上げでは
古新戦の話が出ました。
しかし、学名や社団戦などと重なって2日のうち片方しか出られない人が結構いるので、
そういう人は得意戦法を封印して将棋を楽しもうということに。
- で、私は居飛車をやることになりました。まあ、
これまでほとんど三間飛車一本だったのでいい気分転換になりますし、
新たな道が拓けるかもしれないので楽しみです。
5月8日
- コンピュータ将棋協会
(CSA)の例会に参加。
- ちょっと早めに会場に着いたので、
山下さん
(東北大OB)と軽く学生将棋談義など。
東北大は今年春も優勝して東北大会23連覇だそうです。やはり東北では敵なし
ですな。青葉譜とか見てても8割勝つのは当たり前、ちょっと前には47-2
(しかも全勝者なし)なんてやってましたし。
- さて、今回はなかなか面白い議論がたたかわされました。テーマは、
一手一手読むのではなく、まとめられる部分(中盤での仕掛け手順や、終盤での
詰み手順など)を「一連の手順」として扱うにはどうするか、
その一連の手順の間に王手とか歩の突き捨てとかが入った場合どうするか
(無視していいのかそうでないのか、元の手順にちゃんと復帰できるか、など)
などでした。
- 2次会の席でも、棚瀬君(
IS将棋、
商品名東大将棋)、山下さん(YSS、
商品名AI将棋)、柿木さん
(柿木将棋)、吉村さん(永世名人)らが激論(でもないか?)。
これがうまくいくと結構読みが省略できるので、一段と強くなる可能性が
ありますが、実際にやろうとするといろいろ難しいので、果たしてどうなりますか。
- うまく行った場合は6/19,20の国際将棋フォーラムで行われる大会(選抜8チーム=
IS将棋・金沢将棋・
SHOTEST・柿木将棋・YSS・
森田将棋・永世名人・
シルバー将棋による総当たりリーグ戦。
使用マシンは統一、初手から秒読み30秒)
で成果が見られる可能性もありますし、楽しみです。
5月9日
- 関東リーグ戦2日目。
この日は3回戦〜5回戦が行われます。
(東大のメンバー表などは
こちら)
- 私は会場には11時頃着いたんですが…。
なんか桑門
(
麻布で一つ下)がいるんですけど。
千葉大に入り直したそうで、リーグ戦には今日だけ出場とのこと。
しかし
慶應・
東大・
早稲田
ときつい当たりなので頑張ってほしいところです。
- さて、東大の初戦は前回慶應を破った日大。要注意です。
- しかし、終わってみれば下山が鈴木貴幸君に負けただけの6−1と望外の大勝。
意外でした。
- 一方、早稲田−明治
も注目カードでしたが、こちらは5−2で早稲田の勝ち。
明治は残念ながら東早慶全敗に終わりました。
- さて、東大の2戦目は千葉大と。石川が桑門に負け、内藤が小林氏に負けて5−2。
まあこんなものですか。
- ちなみに桑門は、慶應戦は古田君(3年)に、早稲田戦は村瀬君(1年、
武蔵高出身らしい)に負け。なんか見落としが多かったような気がしますが、
6年くらいブランクがありますし、仕方ないですかね。
- 一方、早稲田−日大は日大の5−2勝ち。これは本物ですな。
しかし、これで東大はかなり有利になりました。
- さて、この日最終戦は優勝候補筆頭の慶應戦。
この進み具合は堀井
・東野が逐一チェックしていたので
こちらをどうぞ。
ちなみに東野が大・副・三担当、堀井が四〜七担当です。
- 結局、慶應戦は4−3勝ちで優勝に大きく近づきました。
さらに、石川が4勝目で学名確定、
加納も5連勝で学名自力(最終日連勝すればOK)と、いいことづくめでした。
- で、終了後はなぜか馬上君(明治3年)・清水上君(明治1年)も交えて打ち上げ。
なんか軽部(武蔵高出身)が「開成はザコ」(一応、将棋に関しては)
と言い放ったらしく、開成高出身の今村に首を絞められていました。
- さらにその後、樋田さん・私・石川(だったかな)・菊池・内藤・
室谷・下山・馬上君・清水上君という珍しいメンバーで2次会。
相変わらず樋田さんの舌鋒が冴えてました。
5月10日
- 週刊将棋購入。
奨励会三段VS大学選抜、2−2から久保本勝ち。これでやっと公に話題にできます。
- この結果
(こちらをどうぞ)
は3月22日に合宿先で聞いたんですが、
「信じられん。林(出場辞退)・細川・金内と勝って3−2ならわかるが…」
という評判でした。
- しかし、久保本の終盤力はすさまじいですな。
「終盤は殺気」説を自ら証明しましたか。
- それにしても、久保本の座右の銘「漁夫の利」ってのは一体…。
5月11日
- 昼、電通大に用事があったので、ついでに駒場の学生会館に少しだけ顔を出す。
- 古新戦居飛車計画ということで、
関東個人戦ベスト32の某君に米長矢倉を試してみたところ連勝。
少し手ごたえを感じました。
5月15日
-
東大将棋部の研究会に参加。
- 古新戦居飛車計画ということで、
三角
(2年)の四間飛車に急戦で挑戦。
- 斜め棒銀に対し5三歩、6三金という形に組んできたので明らかに
居飛車が良くなるはずなんですが、失敗してほぼ互角の分かれに。
- 結局終盤でもミスをして負け。居飛車は難しいですな。
- 2戦目は三輪君(3年)と。A級昇級を狙うにはもう負けられないということで、
本気の三間飛車で行きましたが、あまりにバカな指し回しでド負け。
- ちなみにこの将棋、石川(5回生)と室谷(4年)が外馬(室谷が私の方)
をしていたのですが、石川はこの展開に大いに満足そうでした。
- で、終盤やや追い込んだかに見えましたが届かず、あとは寄せられるだけとなりました。
- しかし、往生際悪くひたすら悪あがきを続け、まあそれでも当然ダメで全駒状態、
加納(2回生)には「石川さんおめでとうございます」と言われる始末。
- そして、あとは詰まされるだけ、となったのですが…
- 最後の詰み手順で三輪君が飛車を成って王手してきた時に、
これは最後のチャンスが来たかと思い、
「気づくな」と願いつつやる気のない手つきでこっそり逆王手となる飛車合い。
- これに対し、秒読みの三輪君は30秒を過ぎた頃「あっ」という声を出したので、
やはり気付かれたか、そらそうだわな、と思って死を覚悟しましたが…
(いや、もっと前から当然覚悟はしていたんですが)
- どうやら三輪君は逆王手には気付いていなかったらしく、反則勝ち。大変失礼しました。
5月16日
- 関東リーグ戦最終日。
(東大のメンバー表などは
こちら)
初戦で明治が日大に、
慶應
が早稲田
に勝てば最終戦を待たずして
東大の優勝が決まる、という有利な立場ですが、
早稲田にしてみれば東大が埼玉戦で1つ負ければ
慶應・東大にそれぞれ5−2で優勝なので、東大としても油断はできないところです。
- というわけで注目の初戦・6回戦。日大−明治戦は明治の4−3勝ち。
存在感を見せました。
- しかし、慶應は早稲田に2−5負け。
メンバー的には慶應が有利かと思いましたが、どうしたんでしょう。
それにしてもさすが早稲田、侮れません。
- なお、午前中には新聞社勤務で忙しい正永が登場。しかし、
午後から仕事ということで昼過ぎに去ってしまいました。大変ですな。
- さて、そういうわけで優勝決定は最後の東早戦の結果次第に。
東大は2.5勝すれば優勝ですが…
- 当たりは
ここなどを参照してもらうとして、
中盤は全体的に東大やや有利で進んでいましたが、細川−下山戦で異常事態発生。
- どうやら、細川君が秒読みの声に気づかず、時間が切れたらしいです。
幹事がいろいろ呼ばれるなどの騒ぎになりましたが、
さすがに下山勝ちということでまずは1勝目。
- なお、この時下山が細川君に「これは勝負に汚いとかじゃなくて、ルールだから」
と言っていたのがなぜか印象に残りました。
- さて、この騒ぎの中も他の対局は進行中。
これでかえって東大勢の気が緩まないかと心配しましたが…
- 間もなく市川勝ち。室谷、内藤、加納も勝勢。そして、
加納が勝ってあっさり優勝を決めました。
- その後も次々東大が勝って行きます。
しかし最後に残った今村−岡安
戦は今村スパークでさすがに負けか、と思いましたが…
- 岡安君に何か見落としがあったのか、詰めろを受けなかったので今村の勝ち。
実に20年ぶりに早稲田に完封勝利となりました。
- なおこの結果、最終戦を前にして2位への勝数マジック(対早稲田)
が13だった日大がそれを全部減らして2位浮上。結構喜んでいたようです。
また、4位には1勝差で明治が入り、慶應は5位に沈みました。
- しかし、今回はたまたま東大が優勝しましたが、
慶應はもちろんのこと早稲田・明治・日大も充実していて、
秋や選抜トーナメント
は本当にどうなるかわかりませんな。
- さて、この日の打ち上げには
西日本大会
や5月初めの四日市のレーティング選手権で活躍した山内一馬君(
麻布高1)登場。
(上原や中谷(2人とも1年、麻布高出身)が連れてきた模様)。
この日行われた高校選手権都予選の個人戦で優勝したらしくトロフィーを持っていました。
- しかし、団体戦は麻布は桐朋に1−2で負けたと聞いて下山、市川(1年)が激怒。
市川なんかは机を叩いて怒っていました。
(補足説明・麻布は伝統的に主力は団体戦に出ます。下山・市川もそうしてきたわけですが、
山内君はそれを破ったわけですな)
- さて、打ち上げ終了後は遠田さん(H8卒)がデジカメで記念撮影。
その様子は
こちら。
- その後、例によって堀井
・山本・私という面子で軽く打ちました。結果はやや浮き。
- 最近は短時間の打ちで許してもらえることが多いので、
体力に自信のない私には嬉しいです。
5月21日
- 名人戦
第4局は谷川後手四間対佐藤鷺宮で谷川九段の勝ち。
- で、アマチュアに分かりやすい戦形とあって、
東大将棋部掲示板
などで話題沸騰。いや、勉強になります。
5月22日
-
東大将棋部の研究会に参加。
といっても半分は仕事のためですが。今村先生、早く駒音の原稿書いてください。
- というわけで時間の長い将棋(30分60秒、部内順位戦B級)は1局のみ、
名古屋(3年)と。
- 名古屋の先手四間に対し、今回も急戦で挑戦。しかし、
ついうっかりして△4三銀と上がっているのに▲9七角とかやってしまって嫌になりました。
- その後、角交換して馬を作って端に手をつけて、
それなりに勝負になったかと思いましたが、
右の銀桂がさばけず中央から押しつぶされて負け。
- しかし、なんか自分の将棋に強さをまったく感じないんですけど。
5月23日
- はじめに:本日の日記はいつにも増して麻布応援モードとなっております。
御了承下さい。
- 今日から関東新人戦。
私は大学の研究室に行っていたんですが、まあ会場(駒澤大)とはそれほど遠くないですし、
用事もあったのでちょっと顔を出しました。
- 着いた時はちょうどベスト16の抽選をするところでしたが、
麻布勢が4人(市川、中谷(通称「ししょう」)、鈴木琢光、
上原(麻布の上の代には「きゅーちゃん」(名前が究一なので)と呼ばれていたが…))
も16に残っていて驚きました。
- いや、市川・中谷・琢光はだるいブロックを引かなければ大体OKだろう、
とは思っていたんですが。上原はよくがんばっているな、という感じです。
- なお東大勢はあと一人、中野君(灘高出身)も残っていました。
- 他大では、村瀬(
早稲田)−成滝(電通大)戦があって村瀬君が負けた以外は、
有力どころは大体残っている感じですね。
- というわけで、ベスト16の抽選。トーナメント表は理科大M1の前田さんの
ページをどうぞ。
- うーん、なんか東大勢は過去の実績を見る限り
それぞれ自分の力に合った相手と当たっているみたいです。
- 市川(高校選手権団体優勝2回、1年春は個人64、団体5−2)は
明治
の期待の新人で馬上君クラスとの噂もある藤井君(春の団体戦6−1)と。
- 琢光(高校選手権団体優勝1回、個人都代表1回)は成蹊大の松井君
(今年の関東選抜に選ばれる)と。
- 中谷は清水上君(小学生名人、中学生名人、高校竜王、その他たくさん)
でかなり苦しいですが、全国オール学生で鈴木貴幸君(日大)、高橋健郎君(
慶應
卒)、冨樫君(名大卒)、渡辺一さん(早稲田卒)
を破って2年連続ベスト16の力を見せて一発を狙ってほしいところ。
- 中野君は慶應の永井君と春の個人戦ベスト32対決。上原は…どうなんでしょう。
- しかし、結果は…琢光と中野君は圧敗。
中谷は中盤なかなか頑張って「清水上トビじゃないの」(下山)
というところまで行ったようですが最後は圧敗。
市川は終盤激しい見落としがあって負け。終盤をもっと鍛えましょう。
- で、結局勝って2日目に残ったのは上原のみという結果になりました。
- 市川、中谷、琢光は「村田さん(昨年新人戦4位)の足元にも及ばないのかー」
「ましてや明連さん(一昨年新人戦3位。ちなみに4位は下山)には…」
と嘆くことしきりでした。
- 上原は2日目の初戦は藤井君。しかも独協大(埼玉県)
ということで東大の応援はほとんどいないと予想されますが、どうか頑張ってください。
- …と言っても、もし万が一勝ち進んだとしても次はおそらく慶應の葛山君。
そしてラスボスは多分清水上君。全然幸せになれませんな。
- というか、この3人に3連勝できる人って、今の関東でもほとんどいないのでは。
- ところで、川合氏(早稲田M1)に「東大って対局態度悪いですね」
と注意されたそうで。確かに思い当たる人がいろいろと。いけませんな。
5月27日
-
東大将棋部には、
僕が入学した頃(平成4年)から今にいたるまで、
なんか広島カープファンが多いような気がします。
- といっても、他のチームのファンよりちょっと多いくらいですが。
ちなみに他は、中日、
横浜、
阪神、
巨人、
ヤクルト、
パ・リーグ諸球団ファン合計がそれぞれ同じくらいという印象ですかね。
- しかし、なんででしょう。80年代とか広島が強かったからですかねえ。
- ちなみに、巨人ファンの比率は、
首都圏・大都市圏出身の人が多いのでだいたいこんなものでしょう。
プロ野球にあまり関心なさそうな人を含めるとどうなるか知りませんが。
5月29日
- 新たにスタートしたゲーム科学研究会に参加。
隔月で行われる研究発表会みたいなものですが、将棋、囲碁、
RoboCupをはじめ様々なゲーム研究者が集まり、内容も探索から人間の思考分析まで、
人工知能・認知科学・教育学・心理学など様々な分野に渡りそうで面白そうです。
- で、会場が電通大だったので、帰りにちょっと
東大将棋部の研究会(@駒場)に顔を出しました。
- …が、来ていた3年以上が室谷と志田さん(平成6年卒。
既に帰っていましたが)だけってのはどういうことですか。
- 確かにリーグ戦が終わって気が抜ける時期ではあるんですがね。
せっかく1年がいっぱいいたのに、これでは若手上位層が育ちにくいのでは。
- それに、古新戦に向けて気合いを入れようという人もいてもいいのでは…。
それとも、そんな酔狂な暇人は僕くらいということですかね。
そういえば本郷では今日・明日と五月祭ですし。
- 阪神サヨナラ負け。だるいっす。最近は拙攻続きですし、そろそろ限界なのか…
- しかし、阪神の与死球が多いのは残念ですな。「ぶつけてもいいから内角を攻めろ」
というのは、もし本当に当たったらそれこそ生命に響く危険もあるだけに、
どうかと思うんですが。
- あと、
巨人の元木や高橋にも時々ほとんど守備妨害に近いラフプレーが見られるので、
そこらへんもなんとかしてほしいものですが。
- それにしても、この前のオリックス−近鉄戦であった
「イチロー第一打席ホームラン→第二打席膝に死球→第三打席ヒット→
第四打席頭部に危険球(イチロー辛うじて避ける)」ってのは、
なんか近鉄に対し厳重注意とかした方がいいんじゃないですか。
5月30日
- 関東新人戦2日目。
今日はベスト8からです。
-
東大勢では上原が残っているんですが、
神奈川県南部に住む私にとってはさすがに朝から独協大(埼玉)に行くのはだるいので、
とりあえず大学の研究室に行くことにして、ベスト4に残ったら応援に行くつもりでした。
- で、結果は軽部に連絡してもらったんですが、残念ながら上原は初戦で藤井君(
明治)に負け。
まあ、力的に仕方ないと言えばないんですが、惜しい将棋だったようで。
- で、優勝は大本命清水上君(明治)。2位には葛山君(
慶應)・藤井君と連破した松井君(成蹊大)が入りました。
松井君は
東日本大会の関東選抜
にも選ばれてますし、これからも要注目ですな。
- それから、朝日アマは山田敦幹さん(
早大H6卒)
が2−0で鈴木純一さんから名人位奪取だそうで、おめでとうございます。
同じ三間飛車党として(笑)、
朝日新聞
の観戦記やアマ連の小冊子などで大いに勉強させていただきます。
5月31日
- 大学の生協書籍部で週刊将棋購入。
- さらに、平積みになっていた「現代矢倉の思想」
(森下卓八段著、実践将棋塾シリーズ第3弾、河出書房新社)を思わず購入。
- どうせほとんど読まない(読んでもあまりよくわからない)んでしょうけど、
ついなんとなく…。「羽生の頭脳」の矢倉編も、結局序盤の部分を読んだだけでしたし…。
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