大学将棋の団体戦は、1チーム7人で戦います。団体戦にはまた個人戦と 違った醍醐味があります。
というわけで、今秋の関東リーグ戦の結果です。
A級 | 早 | 東 | 慶 | 神 | 明 | 筑 | 理 | 千 | 勝点 | 勝数 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早稲田大 | -- | 3 | 5 | 7 | 5 | 7 | 6 | 6 | 6 | 39 | 1 |
東京大 | 4 | -- | 4 | 4 | 5 | 3 | 6 | 4 | 6 | 30 | 2 |
慶應義塾大 | 2 | 3 | -- | 5.5 | 5 | 5 | 3 | 3 | 3 | 26.5 | 4 |
神奈川大 | 0 | 3 | 1.5 | -- | 2 | 2 | 4 | 5 | 2 | 17.5 | 8 |
明治大 | 2 | 2 | 2 | 5 | -- | 3 | 2 | 6 | 2 | 22 | 6 |
筑波大 | 0 | 4 | 2 | 5 | 4 | -- | 4 | 3 | 4 | 22 | 3 |
東京理科大 | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 3 | -- | 2 | 2 | 19 | 7 |
千葉大 | 1 | 3 | 4 | 2 | 1 | 4 | 5 | -- | 3 | 20 | 5 |
全勝者 林 隆弘(早稲田大2年) 清水 俊宏(早稲田大3年) BI級昇級校:東京工業大、東海大さて、昨年(平成7年)までは東大・早大・慶大の三つ巴だった関東学生棋界ですが、 今年(平成8年)は、東・慶はレギュラーの半分以上が卒業・引退して戦力が低下し、 早大が戦力的に優位に立っています。
それでも、春は東・慶もかなり頑張ったのですが(結局2位と3位)、 今秋は早大が着実に勝ち星をあげるのに対して、東・慶は直接対決 以前に勝点を落とし、最終戦の東早戦を待たずして早大の優勝が 決まりました。
これにより、早大は2年連続13回目の王座戦出場を決めました。
また、王座戦には関東から2校出られることになっていまして、 第二代表を決めるためにA級残留校と各級昇級校による「選抜トーナメント」 というものが行われます。これは現在進行中で、準決勝の組合せは 東大−明治大、慶応大−東工大、となっています。
それから、それに先立って行われた個人戦の結果です。
優勝 石井 豊(東海大4年) ベスト8 河原 慶(慶応大2年) 準優勝 久保本晃夫(東京大3年) 林 隆弘(早稲田大2年) 3位 東野 徹男(東京大3年) 中川 貴幸(青学大2年) 4位 古土井 聡(早稲田大3年) 杉原 徹(東京大3年)石井君は2季連続4回目の優勝です。
女流戦の結果は次の通りです。
優勝 伊藤 瑞穂(慶応大2年) 準優勝 馬場さやか(立教大2年) 3位 上川 香織(埼玉大4年) 4位 小西 千鶴(横浜市立大4年)伊藤さんは高校女流将棋の名門、長野の伊那北高校の出身で、入学以来 4季連続で優勝しています。なお、準優勝の馬場さんも伊那北高出身です。
Contact: kaya@jsk.t.u-tokyo.ac.jp