最終的な結果は次の通りです。
早 | 東 | 阪 | 東 | 立 | 九 | 北 | 岡 | 名 | 新 | 勝点 | 勝数 | 順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早稲田大 | -- | 4 | 3 | 5 | 4 | 6 | 7 | 6 | 6 | 5 | 8 | 46 | 1 |
東京大 | 3 | -- | 5 | 5 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 6 | 7 | 44 | 3 |
大阪大 | 4 | 2 | -- | 4 | 2 | 3 | 0 | 3 | 6 | 6 | 4 | 30 | 6 |
東北大 | 2 | 2 | 3 | -- | 1 | 7 | 4 | 7 | 7 | 4 | 5 | 37 | 4 |
立命館大 | 3 | 4 | 5 | 6 | -- | 5 | 5 | 7 | 5 | 6 | 8 | 46 | 2 |
九州大 | 1 | 3 | 4 | 0 | 2 | -- | 1 | 3 | 2 | 4 | 2 | 20 | 8 |
北海道大 | 0 | 2 | 7 | 3 | 2 | 6 | -- | 6 | 4 | 5 | 5 | 35 | 5 |
岡山大 | 1 | 1 | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 | -- | 2 | 3 | 2 | 16 | 9 |
名古屋大 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 | 3 | 5 | -- | 6 | 3 | 23 | 7 |
新潟大 | 2 | 1 | 1 | 3 | 1 | 3 | 2 | 4 | 1 | -- | 1 | 18 | 10 |
全勝者 細川大市郎(早稲田大1年) 東野 徹男(東京大3年)王座戦は8地区の代表10校の総当たりリーグ戦で、7人制の団体戦です。 1日3局で、3日間に渡って行われます。
実際にもそのような展開となり、初日の3局が終わった時点で全勝はこの 3校のみ。そして2日目には、5回戦として東大−立命館戦、6回戦として 早稲田−立命館戦が行われました。立命館は鰐淵啓史君(1年)、近村一輝君 (3年)、山田洋次君(4年)という数々の実績を持つ3人を擁し、下位も 手厚いオーダーなのに対し、東大は3年3強(久保本晃夫、杉原徹、東野徹男) のうち、のち学生王将となる久保本を追試のために欠いた苦しい布陣です。 この戦いはもつれ、3−3から残り1局が延々と続きましたが、結局立命館が 4−3で頂上決戦第1ラウンドを制しました。
続いて6回戦は早稲田−立命館戦。早稲田も、林隆弘君(2年)を筆頭に、 豊島英君(4年)、細川大市郎君(1年)と強豪を擁しています。この戦いは 4−3で早稲田が制するところとなりました。この結果、早稲田が勝点6・勝数34、 東大が勝点5・勝数30、立命館が勝点5・勝数29となり、早稲田−東大戦を 残すものの早稲田の優勝が濃厚となりました。
しかし3日目、ラス前の8回戦で早稲田がこれまで2勝5敗とパっと しなかった阪大に3−4で敗れ、優勝争いはにわかに混沌としてきました。
最終戦前の状況は次の通りです。
早稲田大 勝点7 勝数42 順位1位 最終戦:東京大
東京大 勝点7 勝数41 順位2位 最終戦:早稲田大
立命館大 勝点7 勝数41 順位5位 最終戦:北海道大
(順位は、昨年の同地区の順位+各地区の秋のリーグ戦結果によって決まります)
つまり、早稲田−東大戦で勝った方と、立命館との勝数勝負。同じ勝数の場合は 順位頭ハネで立命館は負ける、というようになっています。
なお、早稲田ー東大戦は、関東では今年は春秋とも直接対決では東大が
勝っていますが、優勝は勝数差で早稲田がさらっています。
さて、早稲田−東大戦は一進一退。ほとんど交互に勝ち星をあげていきます。
一方、立命館は早々と5つ勝ちましたが、後が続かず、結局5−2で北大戦を
終えました。
そして早東戦は3−3となり、残り1局(六将戦、早稲田・清水俊宏(3年)−
東大・石川淳浩(2年))が延々と続きます。そのうちに他の対局はすべて
終了し、これが王座戦最後の一局となりました。この時点で勝数の関係で東大の
優勝はなくなっており、清水君が勝てば早稲田の優勝、石川が勝てば立命館の
優勝です。この将棋は清水君が終始優勢だったのですが、石川も必死に粘り、
ついに逆転か、というところまで行ったのですが…。
結局この将棋は清水君が勝ち、早稲田大学が7年ぶり4度目の優勝を果たし
ました。早稲田は現役・OB合わせて30名を越える応援団が四日市に来ており、
優勝の瞬間は大歓声が聞かれました。
それ以外の大学は、東北大が例年どおり安定した力を見せ4位。北大も 5位に躍進しています。一方、新潟大は最終戦の九州大との最下位決戦に 3−4で敗れ、3年連続の最下位となってしまいました。
王座戦についてはこんなところです。
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